過去のゴジラシリーズを観たことない女子が観る。「シン・ゴジラ」※ネタバレ
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最近はラブストーリーばかり観ていて、頭の中お花畑な筆者ですが、
「オモロイでシンゴジラ」と聞いたので、4Dで観てまいりました。
(行ったは1ヶ月前の話ではございますが.....)
予告
筆者はゴジラシリーズは全く見たことない私でも、面白かったです!
一緒に行った友人からは?(はてな)な対応をされましが、最後のほうで感動で泣いてしまいました。
公式サイト
ざっくりあらすじ
あらすじは至ってシンプルです。
超巨大生物(ゴジラ)が東京湾より都内へ上陸し都内を中心に大きな被害が出る。
↓
日本政府「どうしよう!」
↓
アメリカ(国連軍)「核ヲ使イナサイ~コレ以上被害広ゲテハイケマセ~ン」
↓
日本政府「でも核使ったら日本再生できなくなるじゃん。でも海外から圧力あるし、もぅ従うしかないよね。」
↓
核兵器使用!!!!どかーん!!!
とはなりません。
ざっくりな感想
・豪華俳優陣が名を連ねる!
▼全キャスト名
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キャストはなんと全員で328人。
主役は
・アメリカの大統領特使役(すんなり読めない私!) 石原さとみ
柄本明、大杉漣、國村隼、余 貴美子、市川実日子、高良健吾、古田新太、ピエール瀧、斎藤工、小出恵介、KREVA、前田敦子、三浦貴大、塚本晋也 などなど
一瞬しか映らないチョイ役の方もたくさんいまして、
KREVAどこにいたの?ってなりますが
隅々まで豪華俳優が出演していて、
観ているとゾクゾクしちゃいます!
・日本人を意識させる感動 ※私的感動ポイント
感動ポイント①:日本の存続のために命を捨てていく自衛隊の頑張りに涙。
ゴジラが鎌倉から再上陸したときに行われた「たま作戦」。
総理から武器使用無制限の指示がようやく出され、自衛隊は多摩川を防衛ラインとした「たま作戦」を実行します。
しかしこれは大失敗。ミサイルも全く効かないし、戦車も弾薬もなくなり、ゴジラは都内へ侵入します。
この時、最前線で戦った自衛隊が亡くなる。
ゴジラが米軍の攻撃後一時動きがとまり、眠り?パワー補給?に入る。
次に動き出した際の対策として、諸外国からは核兵器を使え!と圧力を掛けられ、総理大臣も首を縦に振るしかない状況。
その中で長谷川博己演じる内閣官房副長官が核兵器を使ってしまっては日本が再生できないと、何とか核兵器を使わない別の作戦、ヤシマ作戦じゃなくて、ヤシオリ作戦を立てて、これを実行。
ヤシオリ作戦が成功しなければ、日本人は日本に住むこともできなくなってしまう!
窮地に追い込まれた中で決行されたヤシオリ作戦。
このヤシオリ作戦、ゴジラの体内は原子炉のようになっているので、ゴジラの持っているエネルギーを使い果たさせてから、倒れたところに、口から冷却し凍結させるというもの。結果的には大成功。
冷却するための凝固剤を口から注入させる為に配備したポンプカーに乗る自衛隊の方々。
2度に分けて凝固剤を注入していたけど、一度目のポンプカーは全滅。
それでも国の存続をかけて働いた彼らに涙でした。
感動ポイント②:何度でも日本は立ち上がるんだ!
なんだそれw
ですがね、私にはゴジラ=戦争や自然災害のようにも見えました。
ヤシオリ作戦で日本は核兵器を使用することなく、日本存続となりましたが
日本の中心である関東圏が壊滅的な打撃を受けている状況。
だけど、戦後や立て続けに起こる震災後など
どんな被害があっても日本人は何度も立ち上がることができる。
土壇場になっての日本の外交力や、時間がない中での作戦実行準備と団結力。
日本の底力を感じました。
・エヴァを連想させる演出
監督が庵野秀明さんとゆうこともあり、作戦会議のシーンで使われていたBGM、
キャスティングなどもエヴァっぽさが満載でした。なので、実写ではあるものの、
良い意味でアニメっぽさのある映画で、超テンポよく進んでいきます。
・4Dが揺れすぎる
この映画が4D初体験でした!
私が行ったのは石川県のコロナワールド。
県内にはここしか4Dが見れるところはありません。
ここが非常に揺れるし、銃が使われるたび耳元で空気がプシュー!とせわしないです。
一緒に行った友人は都内で観た経験があり、私と言った時は2度目だったわけですが、
友人曰く、「ここは激しいな!」 と申しておりました。
普通のセリフの所でも傾いていたり、バイブがあったりしたので
最初の方は気持ち悪く、むしろ4Dじゃない方が良いかもと思いましたが、
慣れるとアトラクションのように楽しかったです!
総合的に大満足でありました!
20代後半の失恋処方箋。「29歳からの恋とセックス」
万国共通で失恋とは苦しいもの。
今回ご紹介する「29歳からの恋とセックス」の主人公、大学院生のローラも大失恋します。この映画では、彼女が失恋から立ち上がるまでを描いています。
アメリカ式 失恋克服法。皆様試してみては?
あらすじ
グレタ・ガーウィグ主演、オトナ未満の女子が幸せをつかむための新しいバイブルストーリー。ビル・プルマンやデブラ・ウィンガーといった豪華出演陣がおくるロマンチック・コメディ。作家志望の大学院生ローラは、30歳を前に長年付き合ってきたイケメンの恋人ルークとの結婚が決まり幸せいっぱい。ところが、ある日ルークから突然婚約解消を告げられてしまう。あまりのショックに親友のアリスや父レニー、母ロビンから慰められるもヤケ食いに走るローラ。挙げ句にルークの親友ヘンリーとつきあい始めるも、ナンパ男と一夜を共にしたりとメチャクチャな毎日…。ローラに本当の幸せは訪れるのか!?
この映画を観た時、私はまさに失恋中で、あらゆる方法で失恋の辛さから、どう立ち上がって良いのか悩んでいました。 そして、このタイトルに惹かれて(安直かな。。。笑)観賞するに至ります。
なぜ失恋が辛いのか
失恋といってもその理由は様々。浮気、仕事、遠距離などなど、そこにいたるには様々な形があり、複雑です。ただ「恋」を「失う」ことには違いありません。
あらすじの通り、ローラを29歳迎え、付き合っていたルークにプロポーズされます!
が、結局結婚式直前にルークから「結婚できない」と言われ破談に。
どの国でも男性は追い詰められると、逃げたくなるものみたいです。
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>はじめはラブラブなんですよね。
いきなり結婚破棄した彼。ルークはスペック高め男子でして
・売れっ子画家
・お金持ってる
・いいとこ住んでる
・なんといってもイケメン
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かかかかかっこいい!!!
どうやったら学生時代(※ローラは大学院生)にこんな素敵なひとと出会えるの?いや、学生時代でなくとも!と心の声は置いといて。
人生で初めての失恋。その後ローラはやけ食い、やけ酒、ドラッグ、元彼の親友等と関係を持ってしまったり、めちゃくちゃな生活を送ります。
彼女をそこまで追いやった理由は
振られたことで自分を拒否されたこと、
自分が思い描いていた幸せな将来が崩れ去ったこと、
彼がいなくなったことで性の欲求が満たされないこと、
理由は多くありましたが、最終的には
元彼への”執着”から抜け出せずにいたから。
後にローラは「ルークは白雪姫の王子さまだと思っていた。」と振り返り帰ります。
白雪姫はご周知の通りのストーリーで、彼女が言うのは、ルーク=王子さま=お金持ち=養ってくれる・面倒を見てくれる、とゆうニュアンスです。
彼と結婚することで、ある意味社会的地位が得れると思っていたけどそれが突然なくなってしまった。別れた瞬間は元彼を”愛していた”と考えるけれど、後で冷静になって考えると、リッチなイケメンと結婚したかったことに固執していて、自立した考え方ではなかったと思ったってことですかね。もしかすると、彼もそれを感じて重かったのかもしれません。
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失恋を受け入れ、次に進む方法
スペック高め元彼と別れた後、ローラは心の支えがなくなり、本業である大学院の論文にも手がつかず、先述の通り酒や男に、と荒れた生活を始めます。
彼と別れて、いろいろな過ちを犯して、その果てに
「誰かのせいにしたいけど、結局誰のせいでもなく、自分の問題だった。」
と彼女は答えを見つけます。
つまり、失恋して親友に相談することや新しい恋人を無理やりつくることは何の解決にもならず、根本的な問題は自分にあるとゆうことです。
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彼と別れて、急に開いた穴を無理やり防ごうとしてもうまくいかなかった。
ローラはヨガで瞑想したり、院の論文を作成したり自分の時間を作ることで、自分と向き合い失恋の傷は次第になくなっていきます。論文は見事成功を納めました。
元彼と付き合っていた時には「いつもあなた(元彼)を優先させていた。」と言っていましたが、共感できる方もいるのでは。
女性はある年齢までに出産したい、だからこの年までには結婚したいと考えますし、彼氏に逆毛を立たせないように意識する。結婚適齢期といわれる年齢の女性ならなおさらです。けれどそれが、かえって自分を見失う要因になりかねないです。
彼と別れて、自分を見つめ直す時間を経たことで、今まで彼優先だったのが、自分自身の成長させる時間へと変わった。そして、本業の大学院の論文に打ち込むことで、社会に評価される結果となった。だから、もっと自分一人で試していきたいってなったんですね。一皮むけたローラ。
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失恋がなぜつらいのか
・元彼への”執着”から抜け出せずにいたから。
失恋の克服方法
・思いっきり泣く
・友人に相談する
・自分を見つめなおす時間を作る
・自分磨きをする
と、ゆうことで、ローラは1年の月日を経て失恋とゆう病を完治させました。
メリカーンなジョークの笑いの要素たっぷりなこの映画を観たら、失恋の癒えないココロに、プッと笑いがでる温かさを与えてくれますよ★
はてさて原題からなぜこのタイトルになったのか。。。
監督 ダリル・ウェイン
製作 ジョスリン・ヘイズ
マイケル・ロンドン
ジャニス・ウィリアムズ
製作総指揮 フィリップ・モロス
キャスト グレタ・ガーウィグ(ローラ)
ジョエル・キナマン(ルーク)
ハミッシュ・リンクレイター(ヘンリー)
ゾーイ・リスター=ジョーンズ(アリス)
「カプチーノはお熱いうちに」
あらすじ
公式サイト:映画『カプチーノはお熱いうちに』公式サイト|9月より、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
雨が降りしきるバス停で、カフェに勤務するエレナ(カシア・スムートニアック)はアントニオ(フランチェスコ・アルカ)と出会う。彼は同僚のシルヴィア(カロリーナ・クレシェンティーニ)の恋人だった上に、性格も全く違うにもかかわらず二人は恋に落ちる。13年後、親友と一緒に始めたカフェが軌道に乗り、子供にも恵まれた彼らを悲劇が襲う。
by:解説・あらすじ - カプチーノはお熱いうちに - 作品 - Yahoo!映画
だらだらと感想
カフェでテキパキと仕事をこなす出来る女エレナと、暴言が目立つ孤高な男アントニオは「第一印象が悪い同士」そして「不釣り合いな二人」。
そんな全く考え方の違う二人が惹かれ合うとゆうロマンチックな映画。
個人的にとっても好きな映画なので、好きな点を挙げていきます。
1. アントニオが胸キュンな点
私の周りには似た者同士が集まるので「全く考え方の違う二人が惹かれ合う」のはなんだか不思議で、私は感情移入できなかったんですが、
超偉そうなアントニオが、なんと「識字障害」とゆう事実を知ってしまった瞬間、エレナも私も(?)胸キュン奪われましたね。
ツンデレとゆうか、ギャップとゆうか、相手の弱みを知ってしまって、急に心の距離が縮まって、母性(?)が湧いてきちゃって!
急に持っていかれましたよ、私のハート。すごい恋愛テクニックだわ!
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2. ヌードシーンもいやらしさがない点
そうこうしていると、エレナとアントニオは自然とカップルになって、浜辺で結ばれます。そのシーンがなんともエロティック。決して下品な演出ではなく、大事なところは見えそうで見れないから、美しいです。
アントニオ役のフランチェスコ・アルカはこの映画の撮影のために少し増量したそうですが、男臭い筋肉が、筋肉フェチの私にはたまりません。笑
さらにスカイフォールではもはや誰?ってなってますが。
あと、イタリアンだからか、良い意味で絡みがとってもねちっこいです。エレナを後ろから抱いて、顔を寄せてキスをしたり、手を握る、キスをするときは顔に手を回すなど、ある種の愛情の表現のように触りまくってます。
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3. 「恋人」から「家族」へ。ふたりの愛がより一層深まる点
場面は変わり、エレナとアントニオの結婚13年目へジャンプします。
その時の2人の子供がいて、エレナのカフェ事業が右肩上がりと良いことばかり!
とはいかず、あの愛し合っていた2人ですが、夫婦の関係は冷め切っていました。
理由の1つが、出来過ぎるエレナ。めっちゃ金稼ぐし、やり手。
一方アントニオは完全にひも。
アントニオのバイクや二人の自宅はエレナが支払っている状態。
二人が喧嘩した時に、エレナが「あんたのあれもこれも私が支払ってんのよ!」と言い放ったときの、アントニオのばつの悪い顔といったら、可哀想でしかたなかった。
ちょっと言い過ぎだよ、そうゆうこと本人が一番痛感しているんだからさ、、と言ってあげたくなりました。ごつい体しているアントニオの後ろ姿が可哀想でした。
家に居場所のなくなったアントニオは外に愛人を作ります。
そしてそれをエレナも見て見ぬふりで容認します。
もう離婚寸前。
エレナとアントニオは、かつて愛し合っていた(けど今はない)かのように見えました。
こうゆう倦怠期って結婚生活だけでなく、恋愛でもそうですよね。
そんな時、エレナがたまたま受けた検診である病気が発覚し、
これがふたりの愛を再確認するターニングポイントとなります。
エレナが入院してからというもの、普段とは違う生活に戸惑うアントニオは「家での方向感覚がなくなった」など、全くらしくない繊細な乙女発言が目立ちます。
日頃、どれだけエレナが心の支えとなっていたか身に染みて実感しているようでした。
病室でエレナが、「あなたの良さをわたしは知ってるわ」的なことを伝えたときに、ああそっか、一番近くで見ていてくれて、ありのままのアントニオの一番の理解者はエレナなんだな、と思いました。ここで、今はもう愛がない訳ではなくて、ふたりの愛は成熟しているんだ、と感じました。
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4. 脇役が個性的。
エレナは冷静でしっかりとした女性ですが、彼女の母親と叔母、親友でゲイのファビオをはじめ、入院した病院で相部屋になったエグレなど、個性的な面々が揃います。
だからそのやり取りが面白いんですよね。イタリアンジョーク炸裂です。
結婚はふたりの問題ではなく、両者の家族や親友などなど関係してきます。
だから問題が起こったときもふたりだけの問題ではなく、周りの人が手助けしてくれる。
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日本語の 副題が「友だち、家族、そして、あなた。愛し愛されて、わたしは今、生きている。」とありますが、その言葉が胸に響く、素敵な映画でした。
思いがけない、エンディングで幕をとじる本映画。
今週末にいかがでしょうか?
春。出逢いの季節
春は出逢いの季節ですね~
学校では新学期が始まり、私の職場では新入社員が入ってきました。
桜が満開のこの季節。まだ少し肌寒いけど、風が気持ちいい!
ただ、なぜだろうこの心の穴は?笑
何かが満たされず空いているこの穴はなんだ。
ドキドキがあってもおかしくない時期だとゆうのに、
アラサー手前の私の周りは、結婚の報告がひっきりなしだというのに、
なぜだろうこの心の穴は!!笑
ついでにご祝儀貧乏!
映画のようなロマンチックな恋がしたい!
って20代前半までは可愛いけど、
もう痛い年齢だと自覚しています。
口に出せないので想いをブログにつづります。笑
では改めて映画(夢を叶えてくれる)の世界に行きましょうか!!
ただ、いざ、恋愛映画観ようってなると「何観よ?」ってなりますが、
オシャレの最先端“VOGUE”で恋愛映画のマッチングサイトがあったのでご紹介します。
”ニューヨークを舞台にしたラブストーリーから、あなたにとって一番ぴったりなプロポーズは?”
とゆうことで、NYが舞台となっている映画から自分に合った映画のプロポーズを教えてくれます!ついでに自分の恋愛について占ってくれますよ。
ちなみに私は
僕が知りたいのは、 君の未来に僕の居場所はあるのか、 ただそれだけだ。
by 映画「メラニーは行く!」
でした~
なんて当まわしなプロポーズなの!!
メラニーは行く観ようかしら。
今週末におすすめDVD映画『Clash』
人種について考える。
と、無知の中で作られているステレオタイプがあると気付かされる。
あらすじ
クリスマスを間近に控えたロサンゼルスで発生した1つの交通事故を起点に、多民族国家であるアメリカで暮らす様々な人々を取り巻く差別、偏見、憎悪、そして繋がりを描く。
1991年にハギス自身が愛車のポルシェをカージャックされた事件を原案に、ハギスとボビー・モレスコ(英語版)が脚本を書いて映画化した。本命と称されていた『ブロークバック・マウンテン』を押さえ、第78回アカデミー賞作品賞受賞作品となった。
日本の公式ホームページのイントロダクションで、交通事故発生後の出来事を描いた映画であると思わせる表現があるが、実際は事故当日とその36時間前からの出来事を描いたものである。
ちょっと一言
2006年の第78回アカデミー賞で作品賞、脚本賞、編集賞に輝いた作品。
人種のるつぼアメリカ LAを舞台に、人種差別を主なテーマとして描いています。
見終った後にアメリカだけでなく、身の回りの”人種”とゆう固定概念について、考えさせられます。
ってゆうと、重~い話かと思われますが、
そうではなく、さらっと見れる映画ですので!
まったりとしたい、土曜日の夕方にぴったりだと思います。
私自身、何度も見返したとても好きな映画です。
同じ人も多いのでは?
※単語
clush:ぶつかる、衝突する、ぶつかり合う、(…と)衝突する、(…と)かち合う
自分探しのために「歩く」という選択。『私に会うまでの1600キロ』
本当はこんなはずじゃなかった。こんな底辺を生きる自分ではなかった。
昔の私はもっとしっかりしていて真面目だった。
あの時に戻る事は出来ないけれど、人生はやり直すことができるのかもしれない。
オフィシャルページ:映画『わたしに会うまでの1600キロ』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
映画のタイトルに1600キロありますが、どのくらいの距離か想像できますか?
Google Mapさんに聞いてみたら、
北海道稚内市「野寒布岬」のノシャップ公園から、京都駅までが
”徒歩”1600キロと出ました。※フェリーによる移動含む
アメリカの映画だったので、結構な距離なんだろうなと思ったんですが、
案外国内で治まっちゃうじゃん!と自分でツッコミをいれてしまいましたが
かといって自分が歩けるかというと、非常に難しいですね。
この映画の主人公シェリル(リース・ウィザースプーン)が挑戦した
「PCT(パシフィック・クレスト・トレイル)」は、
時にガラガラ蛇が出る灼熱の砂漠、険しい山脈を越える過酷な道のりです。
彼女は一人旅なので、男性よりも身の危険はたくさんあります。
更にリュックは、3、40キロありそうなほど重い。
PCT男性でも、歩き切れる人は少ないようです。
映画が始まると、既にPCTに挑戦している彼女が写り、
何故彼女は歩き始めたのかが分からない状態で物語は進みます。
途中で過去シーンに切り替わり、
徐々に彼女が歩き始めるまでの経緯が分かってきます。
映画を見終わった後、影響されて無性に歩きたくなりました。
シェリルの履いた、ダナーの靴で。笑
あらすじ
シェリルが高校生の時に最愛の母がこの世を去る。シングルマザーで、家計も厳しい中、いつも明るく振舞っていた大好きな母親でした。ただ一人の家族の弟。しかし弟は母の死を受け入れられず全く聞く耳持つことはなかったのでした。
母を失った辛さをシェリルは誰にも相談できずに悩み、情緒不安定になっていきます。
それが彼女の人生を狂わせるきっかけとなり、歯車が徐々に噛み合わなくなります。
こんなはずじゃなかった。
レ・ミゼラブルのI dream a dreamが聞こえてきます。
母が生きていた時、愛情一杯に育ててくれた時を思い出し、
母が生きていた時に自分が何もできなかったことを後悔すると同時に
こんな最悪な環境で生きている自分を恥ずかしく思います。
彼女は人生をやり直すために、見つめ直すために、1600キロとゆう長い道のりを歩き始めます。
女一人で歩く、孤独な旅。
楽しみは食べることと、読書、休憩所に届く自分への荷物チェック。
シンプルな生活です。
今まで、あらゆる欲と、その欲を埋める環境にいた彼女は
歩くことで自分の毒をが洗い流されていくように見えました。
『マイ・インターン』から学ぶ、理想の部下のあり方。
昨年2015年に放送された、「マイ・インターン」。
自身が「プラダを着た悪魔」で部下としてこき使われたアン・ハンサウェイが、今度はアパレルのECショップを経営するバリバリのキャリアウーマン役に。
あらすじ
家庭を持ちながら何百人もの社員を束ね、ファッションサイトを運営する会社のCEOであるジュールズ(アン・ハサウェイ)は、女性なら誰しもがあこがれる華やかな世界に身を置きながら、仕事と家庭を両立させ、まさに女性の理想像を絵にかいたような人生を送っているかに見えた。しかし、彼女に人生最大の試練が訪れる。そんな悩める彼女のアシスタントとして、会社の福祉事業として雇用することになった40歳年上のシニア・インターンのベン(ロバート・デ・ニーロ)がやってくる。人生経験豊富なベンは彼女に最高の助言を与え、2人は次第に心を通わせていく。やがて彼の言葉に救われたジュールズは、予期せぬ人生の変化を迎える……。
この映画が教えてくれたこと
・ベン (ロバート・デ・ニーロ)の部下力
・かっこいいママとして生きること
ダラダラと感想(ネタバレあり)
・ベンの部下力
どんなときもポジティブであること。
妻を亡くして2年。気分転換に70代でシニアインターンを受けることに決めたベン(ロバート・デ・ニーロ)。
ベンは老後はゆっくりと過ごすこともできたはずですが、偶然見つけた求人にチャレンジすることに。
その会社は”ネットショップ運営会社”という全くの未経験分野。
異業種にチャレンジするって勇気がないとできません。まずここが凄いです。
そして見事に!インターンに合格したベンですが、最初は全く仕事をもらえませんでした。
彼の仕事はCEOジェールズ(アン・ハンサウェイ)直属の部下で、彼女の指示を待つものの全く音沙汰なし。彼女から無視される状況が続きます。
そんな状況でも、ベンはネガティブに考えず、行動あるのみ!と前向きに仕事に取り組みます。同僚の荷物配りを手伝い等の雑務、資料のアドバイス、恋愛相談まで進んで行います。次第に彼の紳士的で的確な対応は次第に周りに認められます。
仕事が来るまでで待つのではなく、簡単な仕事でも自分で取りに行く。って案外身近なところにあるのかもしれないですね。
超低姿勢。
会社にいる年寄りキャリアの長いベテランさん。そんなに意地悪な人でなくとも、年上だから喋りかけ辛いってことありますよね。
でも、70代のベンは20代の若い同僚と仲が良い。
彼は紳士的で経験豊富なので、教えてもらえることが多いんです。教えてやるじゃなくて、これにはコツがあるんだよと上からではなく、同じ目線で話してくれる。ベンは自分を”みんなのおじいちゃん”と自分を語っていましたが、まさにピッタリな言葉。何でも話を聞いてくれる安心感のある”おじいちゃんキャラ”。こんな人が会社にいてくれたらいいな、と思えます。
上司の絶対的味方になる
ジェールズは、キャリアも家庭も手に入れた"全てを手に入れた女"と呼ばれています。
しかし実際は、家庭と好きな仕事を両立することが出来ず、娘の保育園の行事なんかも忘れてしまう始末。
ジェールズは自分のことでいっぱいいっぱいですが、そんなときにベンは彼女の相談に親身に耳を傾け、アドバイスをします。絶対的に味方になってくれる、ベンはもはや親友の関係に。もう少しロバートデニーロがもう少し若かったら、ラブストリーになっていたかもしれませんね。
ベンがFacebookアカウントを人生で初めて作った時に、プロフィール欄に”尊敬する人は”と聞かれ、彼は上司のジェールズと真剣に答えました。ジェールズはベンに代わって、彼のプロフィールを作ってあげていたので、そう言われて"やめてよ"なんて言いますが、自分へ敬意・好意を示してくれる人がいると分かるのは嬉しいはずです。
尊敬できる上司が助けて欲しい時にそこにいる、そして最前の答えを一緒に探してくれる姿勢。頼もしい部下ですね。
一方で、当初は彼も疑われていました。彼がジェールズを送迎中、彼からプライベートな質問をされたジェールズは当初違和感を感じて”ベンはめざといから運転者から外して”と言います。その気持ちも分かります。経験豊富なのはいいのですが、時折考えて意見しないところとか、何考えてるのか掴み取れません。何か自分を見透かされているような気がしてしまいます。また、全く関係ないですが、あの「デニーロ」なので、いつ狂気になってもおかしくありません。笑
・カッコいいママとして生きる
ベンから学ぶこともありますが、女性としてはこの映画のもう一つの魅力はジェールズのように、働くママですかね。
女性だからこそ気付く気遣いができるジェールズは、働いている時が一番輝いています。ジェールズ家庭に入るのはもったいない、才能ある女性です。
しかしそうなると、家に入れない分、家事を行ってくれる”主夫”が必要になります。
お互いの同意があって”主夫”になるのもいいですが、ジェールズくらい稼いでいるなら、家政婦を雇ってもいいのではと思ってしまいました。
また、私の周りは、近場のバーバ&ジージに預けていますので、いろいろな方法があるかと。家庭に入るにしろ、仕事を続けるにしろ、自分が輝く場があるママは素直にかっこいいと思います。
気になった英語
women under 40 who sleep less than six hours a night. It seems like they'er 38% more likely to experience major weight gain compared to women who slept seven hours a night.
睡眠が6時間を切る40歳以下の女性は体重が増える率が38%も高いの。
7時間睡眠の女性よりね。