自分探しのために「歩く」という選択。『私に会うまでの1600キロ』

本当はこんなはずじゃなかった。こんな底辺を生きる自分ではなかった。

昔の私はもっとしっかりしていて真面目だった。

あの時に戻る事は出来ないけれど、人生はやり直すことができるのかもしれない。

 

オフィシャルページ:映画『わたしに会うまでの1600キロ』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント

 

映画のタイトルに1600キロありますが、どのくらいの距離か想像できますか?

 

Google Mapさんに聞いてみたら、

北海道稚内市「野寒布岬」のノシャップ公園から、京都駅までが

”徒歩”1600キロと出ました。※フェリーによる移動含む

 

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アメリカの映画だったので、結構な距離なんだろうなと思ったんですが、

案外国内で治まっちゃうじゃん!と自分でツッコミをいれてしまいましたが

かといって自分が歩けるかというと、非常に難しいですね。

 

この映画の主人公シェリル(リース・ウィザースプーン)が挑戦した

「PCT(パシフィック・クレスト・トレイル)」は、

時にガラガラ蛇が出る灼熱の砂漠、険しい山脈を越える過酷な道のりです。

彼女は一人旅なので、男性よりも身の危険はたくさんあります。

更にリュックは、3、40キロありそうなほど重い。

PCT男性でも、歩き切れる人は少ないようです。

 

映画が始まると、既にPCTに挑戦している彼女が写り、

何故彼女は歩き始めたのかが分からない状態で物語は進みます。

途中で過去シーンに切り替わり、

徐々に彼女が歩き始めるまでの経緯が分かってきます。

  

 

映画を見終わった後、影響されて無性に歩きたくなりました。

シェリルの履いた、ダナーの靴で。笑

 

あらすじ

シェリルは高校生の時に最愛の母がこの世を去ります。

シングルマザーで、家計も厳しい中、いつも明るく振舞っていた

大好きな母親でした。

残された、ただ一人の家族の弟はその現実を受け入れられず全く聞く耳持たず。

 

母を失った辛さをシェリルは誰にも相談できませんでした。

一人で悩むシェリルは心の支えがなく情緒不安定になってしまいます。

 

次第にその隙間を埋めるように相手を選ばずセックスをし、

誰の子か分からない子供を妊娠。そして中絶します。

若くして結婚した夫を裏切って、ヘロインに手を出してしまうなど。

その隙間は埋まるどころか、自分で自分を追い込みます。

 

こんなはずじゃなかった。

母が生きていた時、愛情一杯に育ててくれた時を思い出し、

母が生きていた時に何もできなかったことを後悔すると同時に

今の底辺で生きている自分が恥ずかしく思います。

 

彼女は人生をやり直すために、長い道のりを歩き始めます。

 

女一人で歩く、孤独な旅。

楽しみは食べることと、読書、休憩所に届く自分への荷物チェック。

すごくシンプルな生活です。

今まで、あらゆる欲と、その欲を埋める環境にいた彼女は

歩くことで自分の毒をが洗い流されていくように見えました。

 

 

 

 

 

わたしに会うまでの1600キロ

わたしに会うまでの1600キロ