春。出逢いの季節
春は出逢いの季節ですね~
学校では新学期が始まり、私の職場では新入社員が入ってきました。
桜が満開のこの季節。まだ少し肌寒いけど、風が気持ちいい!
ただ、なぜだろうこの心の穴は?笑
何かが満たされず空いているこの穴はなんだ。
ドキドキがあってもおかしくない時期だとゆうのに、
アラサー手前の私の周りは、結婚の報告がひっきりなしだというのに、
なぜだろうこの心の穴は!!笑
ついでにご祝儀貧乏!
映画のようなロマンチックな恋がしたい!
って20代前半までは可愛いけど、
もう痛い年齢だと自覚しています。
口に出せないので想いをブログにつづります。笑
では改めて映画(夢を叶えてくれる)の世界に行きましょうか!!
ただ、いざ、恋愛映画観ようってなると「何観よ?」ってなりますが、
オシャレの最先端“VOGUE”で恋愛映画のマッチングサイトがあったのでご紹介します。
”ニューヨークを舞台にしたラブストーリーから、あなたにとって一番ぴったりなプロポーズは?”
とゆうことで、NYが舞台となっている映画から自分に合った映画のプロポーズを教えてくれます!ついでに自分の恋愛について占ってくれますよ。
ちなみに私は
僕が知りたいのは、 君の未来に僕の居場所はあるのか、 ただそれだけだ。
by 映画「メラニーは行く!」
でした~
なんて当まわしなプロポーズなの!!
メラニーは行く観ようかしら。
今週末におすすめDVD映画『Clash』
人種について考える。
と、無知の中で作られているステレオタイプがあると気付かされる。
あらすじ
クリスマスを間近に控えたロサンゼルスで発生した1つの交通事故を起点に、多民族国家であるアメリカで暮らす様々な人々を取り巻く差別、偏見、憎悪、そして繋がりを描く。
1991年にハギス自身が愛車のポルシェをカージャックされた事件を原案に、ハギスとボビー・モレスコ(英語版)が脚本を書いて映画化した。本命と称されていた『ブロークバック・マウンテン』を押さえ、第78回アカデミー賞作品賞受賞作品となった。
日本の公式ホームページのイントロダクションで、交通事故発生後の出来事を描いた映画であると思わせる表現があるが、実際は事故当日とその36時間前からの出来事を描いたものである。
ちょっと一言
2006年の第78回アカデミー賞で作品賞、脚本賞、編集賞に輝いた作品。
人種のるつぼアメリカ LAを舞台に、人種差別を主なテーマとして描いています。
見終った後にアメリカだけでなく、身の回りの”人種”とゆう固定概念について、考えさせられます。
ってゆうと、重~い話かと思われますが、
そうではなく、さらっと見れる映画ですので!
まったりとしたい、土曜日の夕方にぴったりだと思います。
私自身、何度も見返したとても好きな映画です。
同じ人も多いのでは?
※単語
clush:ぶつかる、衝突する、ぶつかり合う、(…と)衝突する、(…と)かち合う
自分探しのために「歩く」という選択。『私に会うまでの1600キロ』
本当はこんなはずじゃなかった。こんな底辺を生きる自分ではなかった。
昔の私はもっとしっかりしていて真面目だった。
あの時に戻る事は出来ないけれど、人生はやり直すことができるのかもしれない。
オフィシャルページ:映画『わたしに会うまでの1600キロ』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
映画のタイトルに1600キロありますが、どのくらいの距離か想像できますか?
Google Mapさんに聞いてみたら、
北海道稚内市「野寒布岬」のノシャップ公園から、京都駅までが
”徒歩”1600キロと出ました。※フェリーによる移動含む
アメリカの映画だったので、結構な距離なんだろうなと思ったんですが、
案外国内で治まっちゃうじゃん!と自分でツッコミをいれてしまいましたが
かといって自分が歩けるかというと、非常に難しいですね。
この映画の主人公シェリル(リース・ウィザースプーン)が挑戦した
「PCT(パシフィック・クレスト・トレイル)」は、
時にガラガラ蛇が出る灼熱の砂漠、険しい山脈を越える過酷な道のりです。
彼女は一人旅なので、男性よりも身の危険はたくさんあります。
更にリュックは、3、40キロありそうなほど重い。
PCT男性でも、歩き切れる人は少ないようです。
映画が始まると、既にPCTに挑戦している彼女が写り、
何故彼女は歩き始めたのかが分からない状態で物語は進みます。
途中で過去シーンに切り替わり、
徐々に彼女が歩き始めるまでの経緯が分かってきます。
映画を見終わった後、影響されて無性に歩きたくなりました。
シェリルの履いた、ダナーの靴で。笑
あらすじ
シェリルが高校生の時に最愛の母がこの世を去る。シングルマザーで、家計も厳しい中、いつも明るく振舞っていた大好きな母親でした。ただ一人の家族の弟。しかし弟は母の死を受け入れられず全く聞く耳持つことはなかったのでした。
母を失った辛さをシェリルは誰にも相談できずに悩み、情緒不安定になっていきます。
それが彼女の人生を狂わせるきっかけとなり、歯車が徐々に噛み合わなくなります。
こんなはずじゃなかった。
レ・ミゼラブルのI dream a dreamが聞こえてきます。
母が生きていた時、愛情一杯に育ててくれた時を思い出し、
母が生きていた時に自分が何もできなかったことを後悔すると同時に
こんな最悪な環境で生きている自分を恥ずかしく思います。
彼女は人生をやり直すために、見つめ直すために、1600キロとゆう長い道のりを歩き始めます。
女一人で歩く、孤独な旅。
楽しみは食べることと、読書、休憩所に届く自分への荷物チェック。
シンプルな生活です。
今まで、あらゆる欲と、その欲を埋める環境にいた彼女は
歩くことで自分の毒をが洗い流されていくように見えました。
『マイ・インターン』から学ぶ、理想の部下のあり方。
昨年2015年に放送された、「マイ・インターン」。
自身が「プラダを着た悪魔」で部下としてこき使われたアン・ハンサウェイが、今度はアパレルのECショップを経営するバリバリのキャリアウーマン役に。
あらすじ
家庭を持ちながら何百人もの社員を束ね、ファッションサイトを運営する会社のCEOであるジュールズ(アン・ハサウェイ)は、女性なら誰しもがあこがれる華やかな世界に身を置きながら、仕事と家庭を両立させ、まさに女性の理想像を絵にかいたような人生を送っているかに見えた。しかし、彼女に人生最大の試練が訪れる。そんな悩める彼女のアシスタントとして、会社の福祉事業として雇用することになった40歳年上のシニア・インターンのベン(ロバート・デ・ニーロ)がやってくる。人生経験豊富なベンは彼女に最高の助言を与え、2人は次第に心を通わせていく。やがて彼の言葉に救われたジュールズは、予期せぬ人生の変化を迎える……。
この映画が教えてくれたこと
・ベン (ロバート・デ・ニーロ)の部下力
・かっこいいママとして生きること
ダラダラと感想(ネタバレあり)
・ベンの部下力
どんなときもポジティブであること。
妻を亡くして2年。気分転換に70代でシニアインターンを受けることに決めたベン(ロバート・デ・ニーロ)。
ベンは老後はゆっくりと過ごすこともできたはずですが、偶然見つけた求人にチャレンジすることに。
その会社は”ネットショップ運営会社”という全くの未経験分野。
異業種にチャレンジするって勇気がないとできません。まずここが凄いです。
そして見事に!インターンに合格したベンですが、最初は全く仕事をもらえませんでした。
彼の仕事はCEOジェールズ(アン・ハンサウェイ)直属の部下で、彼女の指示を待つものの全く音沙汰なし。彼女から無視される状況が続きます。
そんな状況でも、ベンはネガティブに考えず、行動あるのみ!と前向きに仕事に取り組みます。同僚の荷物配りを手伝い等の雑務、資料のアドバイス、恋愛相談まで進んで行います。次第に彼の紳士的で的確な対応は次第に周りに認められます。
仕事が来るまでで待つのではなく、簡単な仕事でも自分で取りに行く。って案外身近なところにあるのかもしれないですね。
超低姿勢。
会社にいる年寄りキャリアの長いベテランさん。そんなに意地悪な人でなくとも、年上だから喋りかけ辛いってことありますよね。
でも、70代のベンは20代の若い同僚と仲が良い。
彼は紳士的で経験豊富なので、教えてもらえることが多いんです。教えてやるじゃなくて、これにはコツがあるんだよと上からではなく、同じ目線で話してくれる。ベンは自分を”みんなのおじいちゃん”と自分を語っていましたが、まさにピッタリな言葉。何でも話を聞いてくれる安心感のある”おじいちゃんキャラ”。こんな人が会社にいてくれたらいいな、と思えます。
上司の絶対的味方になる
ジェールズは、キャリアも家庭も手に入れた"全てを手に入れた女"と呼ばれています。
しかし実際は、家庭と好きな仕事を両立することが出来ず、娘の保育園の行事なんかも忘れてしまう始末。
ジェールズは自分のことでいっぱいいっぱいですが、そんなときにベンは彼女の相談に親身に耳を傾け、アドバイスをします。絶対的に味方になってくれる、ベンはもはや親友の関係に。もう少しロバートデニーロがもう少し若かったら、ラブストリーになっていたかもしれませんね。
ベンがFacebookアカウントを人生で初めて作った時に、プロフィール欄に”尊敬する人は”と聞かれ、彼は上司のジェールズと真剣に答えました。ジェールズはベンに代わって、彼のプロフィールを作ってあげていたので、そう言われて"やめてよ"なんて言いますが、自分へ敬意・好意を示してくれる人がいると分かるのは嬉しいはずです。
尊敬できる上司が助けて欲しい時にそこにいる、そして最前の答えを一緒に探してくれる姿勢。頼もしい部下ですね。
一方で、当初は彼も疑われていました。彼がジェールズを送迎中、彼からプライベートな質問をされたジェールズは当初違和感を感じて”ベンはめざといから運転者から外して”と言います。その気持ちも分かります。経験豊富なのはいいのですが、時折考えて意見しないところとか、何考えてるのか掴み取れません。何か自分を見透かされているような気がしてしまいます。また、全く関係ないですが、あの「デニーロ」なので、いつ狂気になってもおかしくありません。笑
・カッコいいママとして生きる
ベンから学ぶこともありますが、女性としてはこの映画のもう一つの魅力はジェールズのように、働くママですかね。
女性だからこそ気付く気遣いができるジェールズは、働いている時が一番輝いています。ジェールズ家庭に入るのはもったいない、才能ある女性です。
しかしそうなると、家に入れない分、家事を行ってくれる”主夫”が必要になります。
お互いの同意があって”主夫”になるのもいいですが、ジェールズくらい稼いでいるなら、家政婦を雇ってもいいのではと思ってしまいました。
また、私の周りは、近場のバーバ&ジージに預けていますので、いろいろな方法があるかと。家庭に入るにしろ、仕事を続けるにしろ、自分が輝く場があるママは素直にかっこいいと思います。
気になった英語
women under 40 who sleep less than six hours a night. It seems like they'er 38% more likely to experience major weight gain compared to women who slept seven hours a night.
睡眠が6時間を切る40歳以下の女性は体重が増える率が38%も高いの。
7時間睡眠の女性よりね。
女子の恋後ゴコロを鷲掴み「あと1cmの恋」※ネタバレ
あらすじ
ロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・クラフリン)は6歳のころからの友達同士。自分たちの住むイギリスの田舎町を出て、アメリカのボストンの大学へ進学しようと約束し、二人とも合格。ところがロージーは、クラスの人気者クレッグと軽い気持ちで関係を持ち、身ごもってしまう。アレックスはボストンへ移り、ロージーは一人で子育てに奮闘するが……。
シネマトゥデイ
アン・ハンサウェイ主演のワン・ディと少し似ているような。
ストーリーは王道のラブストーリーではないでしょうか?
主に女性向きな映画だと思います。
この映画の胸キュンポイント
・幼馴染との恋。
・好きって言いたいけど言えないもどかしさに共感出来る。
・ありのままの自分を受け入れてくれる関係。
・お互いの付き合う相手がダメ男・ダメ女すぎる。
ダラダラと感想
・ 幼馴染との恋
幼馴染との恋はどの国でも王道みたいですね。
この映画の主人公ロージーとアレックスも向かいの家に住む幼じみ 。
しかも美男美女!!お互いそれを飾らないのがいいですよね。こんなお似合いな2人が付き合わないのが不思議なくらい。
アレックスが「医者」というお堅お仕事を目指しているのに、気取ってないのも良いです。
ロージーが可愛いしチャーミングですが、さばさばしていて逞しい、女子から好かれるタイプですね。
・好きって言いたいけど言えないもどかしさに共感出来る。
まずタイミングを逃したのは、ロージー18歳の誕生日祝いにアレックスと2人でクラブに飲みに行った時のこと。2人はこの時、キスをします。お互いが意識し合っていて「好き」なんて言えないから、この出来事は恋愛に発展するかもと期待したアレックスですが、ロージーはウォッカをを飲みすぎてこのことを覚えていません。一方アレックスは覚えてる。
ここから歯車が狂ってしまう訳ですが、うまい具合にタイミングが合わない12年がすぎてしまいます。
ロージーから「好き」と言わないのは、言われるのを待っているように思いました。
ダンスに誘われていた時も、アレックスが別の女の子を誘いたいと言ったので、それを受け入れたし、
彼女が出産後にアレックスに会いに行った時も、何か特別な事があると期待してアメリカへ渡ります。が結局、残念な結果だった。彼女はいつも全力で彼を愛していたし、その姿が素直で可愛い。
やっぱり女性は男性から誘われたいし、求められたいですよね?
その気持ちに共感できる女子の気持ちをがっちりキャッチ。
だけど、男性は目の前の美人さんに迫られたら、折れるんでしょうかね。ボソッ
・ありのままの自分を受け入れてくれる。
若気の至りで、若くしてシングルマザーになったロージー。
男性は逃げれば関係ない話ですが(モラルを疑いますが)、女性には逃げきれない問題です。
望んでいない妊娠ならなおさら。
彼女は大学への進学も決まっている状態で、将来の夢もあったはずなのに...とまさに絶望します。
結果的に彼女は子を育てることになり、母親として喜びを感じ始めます。
でも、他人、特に学校の人たちにシングルマザーである自分を知られたくないし、どう思われるか不安になるのは当たり前。
ましてや、アレックスは特別な存在ですから絶対に知られたくない。
のに、べサニー!なんて口が軽いんだ。べサニーのお喋りでアレックスはその事実をしってしまいます。
でも、彼は優しい!
大学在学中にアメリカから一旦地元に戻ってきて、ロージーの事実を理解してくれる!
ベッドでロージーと娘とアレックスの3人で話していた時、アレックスが「父親代わりになるよ」といった時、私は胸キュンしました!
ロージーは育児が大変な時だから、そんなこと言われたらめっちゃ嬉しいはず。私もこんなパパだったらいいなって妄想させられちゃいましたね。
ただ、後に大学で出会った美人(名前忘れましたが)に子供ができたことをロージーに告げた後の2人は喧嘩をします。字幕では言っていませんでしたが、英語では「生まれてくる子に寂しい思いはさせない。父親も母親もいるし。」とシングルマザーのロージーにグサリと刺さる言葉を言い放ちました。このときはだいぶがっかりでしたね。ボソッボソッ
・お互いの付き合う相手がダメ男・ダメ女すぎる。
お互いくっつけない寂しさからか、恋をします。
が、相手がダメ男・ダメ女なんですよね。
ロージーの娘の父親であるグレッグは、ロージーの妊娠を知ってから逃げました。後に、関係が戻り2人は結婚します。
最初は順調だったものの、ロージーの父親の葬儀で酔っ払い、親戚の悪口。ないですね。
さらに、グレッグの不倫が発覚して、結局離婚します。ありえません。
アレックスの大学時代に出会った美人は、結局違う人の子供を身ごもっていたのに、アレックスに嘘をついてましたし。
べサニーに関しては、結婚したてなのにって同情すべきですが、わがままな言動が多いのでいいでしょう。
だめ彼氏、彼女を見ていると、やっぱり誰と結ばれるべきかが明確で、主役を引き立ててくれますよね笑
ただ、感想を書いてるうちに一番のダメ男はアレックスだと思えてきました。
ヴァージン卒業してから大学進学前は性のことしか頭にない。
ロージーが泣き顔でレストランに来ていても全然気付かない。無神経では?
ロージーの気持ちは知っているはずなのに。思わせぶりな態度ばかり。
可愛い女の子に迫られると断れなくて、都合のいい時にロージーに連絡するアレックス。
大事な時は何故か手紙。もし手紙でなかったら、無駄な結婚式なんてなかったのに。 と。
この想いは心の隅に置いておこう。
ティーン映画と言われていますが、幅広い女性に女性に受け入れられる王道ラブストーリーでした。
目の前にある恋は相手に伝えて逃してはだめですね。
持っている自尊心を曝け出したら、実はこんなにも痛い奴だったと気づくかもしれない。『キング・オブ・コメディ』
カテゴリーはコメディ?それとも、ホラー?
あらすじ
コメディアンを目指すルパート・パプキンは、有名コメディアン、ジェリー・ラングフォードを熱狂的ファンの群れから救い出し、強引にコネをつける。「今度事務所に自演テープを持って来い」と言われて、有頂天。もうスターになった気になり、昔から好きだった黒人女性リタにも接近するが……。
「タクシードライバー」「レイジング・ブル」「グッドフェローズ」などなどで有名なマーティン・スコセッシ監督 × ロバート・デ・ニーロ。
「キング・オブ・コメディ」も「タクシードライバー」同様、見た後に後味の悪~い感じが口いっぱいに広がる、クセのある内容になっておりました。
映画を見始めた当初は、売れないコメディアンを演じるデ・ニーロが、どんどん有名になっていくような、ありがちなサクセスストーリーだと思っていたんです。(まあ、ある意味サクセスストーリーでしたが。)
が、全く違いました。
この映画が教えてくれたこと
・自分自身を客観的に見えない恐ろしさ。本当は痛い奴だと気付かない。
・妄想と現実の違いが分からなくなっている恐ろしさ。
・罪を犯したのにも関わらず、一夜のヒーローとなって賞賛され、アメリカンドリームを成し遂げるエンディングに、アメリカ社会の皮肉。
・ロバート・デ・ニーロの演技は凄い。
強烈に印象に残る映画です。
ダラダラと感想(ネタバレあり)
ルパート・パプキン(ロバート・デ・ニーロ)は、30代でコメディアンを目指ものの、実際は無職・実家暮らしのニート。
彼自身はコメディアンで成功することを確信していますが、世間からは見向きもされていない現状を認めようとはしません。
そのくせ自尊心が強く、自分を否定されると、怒りを剥き出しにして相手を罵倒します。
自分は面白く人気のあるコメディアンなんだ。と、彼の妄想は次第にエスカレートしていき、遂には誘拐事件を起こしてしまうほど狂気的になっていきます。
・自分自身を客観的に見えない恐ろしさについて。
パプキンは妄想癖があります。私もしょっちゅう妄想します。ええ、そらもう。
パプキンのコメディアンへの憧れや、妄想も変なことではありません。
パプキンが陶酔するコメディアン、ジェリー・ラングフォード。ラングフォードのトーク番組セットを自宅に再現してしまうほど彼熱狂的なファンです。それくらいなら、ファンだから、許容範囲ではないでしょうか。
ラングフォードの秘書からもっと下積みが必要だと言われても、パプキンは自分はラングフォードと肩を並べてトークショーに出れるくらいの人物だと思いこんでいるので、聞く耳を持たず逆に炎上してしてしまう。
彼は、自分が間違っているなんて、一ミリも思っていないのです。
いやーでもこれ、正直、新卒の時の自分を思い出しました。できない事が分からないから、自信満々だったんですよ。華々しく散りましたけど、そんな自信なんて。
逆に先輩になって新卒くんの自信満々な態度を見てると、あーこんなんだったんやな自分もと思いますが。
・妄想と現実の違いが分からなくなっている恐ろしさ。
現実を受け入れられないパプキン。
自分が有名じゃないのは、有名になる機会がないからだと、勝手に思い込む。
何もかも自分の思い通りに事が運ぶ妄想の世界に逃げ込んでしまうパプキン。そしてそれを現実化させるために動き始めます。
結果的にテレビ局のラングフォードを誘拐し自分を彼の番組に出すように脅しますが、場合によっては殺人まで引き起こしそうなほど。
妄想がここまでくると事件です。
・罪を犯したにも関わらず、一夜のヒーローとなって賞賛され、アメリカンドリームを成し遂げるエンディングに、アメリカ社会の皮肉。
誘拐事件を起こし、一夜限りで番組に出演するパプキンですが、それから状況は一変し、一躍彼は人気者になります。
がこれをサクセスストーリーだ!と思う人はほとんどいないのではないでしょうか。
むしろ、罪を犯してしまったのにも関わらず、それを受け入れてしまうアメリカのショウビジネスを皮肉っているように、私には見えました。
実際にアメリカのアクターや歌手、アーティストはドラッグや、セクシュアルな画像、ゴシップが毎日のように溢れる世界です。私はそんなゴシップが好きですが。
才能があるから活躍できる、のは納得だけど、犯罪や中傷行為ってそんな簡単に許されて良いのか?と思うようなことも。
・ロバート・デ・ニーロの演技は凄い。
演技を演技と思わせない。
パプキンは本当はとても優しく、少年のような純粋な心の持ち主です。
事件を起こしてもなお、何の悪気もなさそう終始笑顔を絶やしません。
やっと自分の夢が叶った!と言わんばかりです。
彼にとっては夢(妄想)がやっと現実になった。
そんな猛進する彼を自然に演じた ロバート・デ・ニーロはやはり凄いです。
コメディ・アクション・ヒューマン・ラブストーリー・ヒストリーなどなど、出演映画が多方面な彼は本当にカメレオンですね!
気になったフレーズ
Better to be king for a night than schmuck for a lifetime.
ドン底で終わるより、一夜でも喜劇王になりたかった。
※単語
〇schmuck (シュマック)
1 *1 (不愉快な)ばか,まぬけ,低能,うすのろ,変人
2*2 陰茎,ちんぽ.
例:I feel like a schmuck. (自分が)馬鹿みたい
by schmuck: 女性と食事をした直後に女性が帰ってしまったときに感情 - 植山周志のぶっ飛ぶブログ
〇lifetime
1 (n) 生涯.
2 (adj) 生涯の,終生の.
by lifetimeの意味 - 英和辞典 Weblio辞書
例:He made a great fortune in his lifetime 彼は一代で巨万の富を得た。
※文法
better A than B (BよりAのほうがましだ。)
直訳:一夜の王になることは、一生まぬけでいるよりましだ。
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2008/10/24
- メディア: DVD
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キング・オブ・コメディ 製作30周年記念版 [Blu-ray]
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アニー2
アニー1を見ずに手をとったのがアニー2でした。
あらすじ
名作ミュージカル「アニー」の続編。心優しい元気少女アニーの活躍を描くハートウオーミング・ドラマ。イギリスで“ナイト”の称号を受けることになったアニーの養父、ウォーバックス。アニーも彼に同行するが、ホグボトムという夫人が養父に接近してくる。彼女の目的は、ウォーバックスの友人の天才科学者であるイライ教授の発明だった。彼女はそれを悪用して、英国女王の座を奪おうともくろむ。
展開は分かりやすく、先が見えてしまう。
ホームアローンのような感じでした。
アニーが裕福な父親の存在をやたらと主張するので、
裕福な家にもらわれた、貧しい家の子とゆう設定がぼやけていて、
(去年公開されたアニーしか見ていないんですが)
ただただ、世界で一番の富豪の"ダディ"に
世界でただ一人わがままを言える赤毛の娘とゆう感じでした。
1が人気だったから2を作ったのでしょうか。
アニーの有名な歌"Tomorrow"も、なんだかとってつけたような印象でした。
1982年版 Tomorrow